- できるだけ健康な歯質を残す「MI治療」に取り組む歯科医院
- 歯科治療時の痛みや不安を緩和するための取り組み
- なるべく削らない精密な歯科治療
- 可能な限り歯を残すための診断に役立つ「歯科用CT・セファロレントゲン」
- 歯の神経を残す「歯髄温存療法(MTA)」に対応可能です!
- むし歯の進行状態と治療方法
- むし歯を繰り返さないために効果的な方法
できるだけ健康な歯質を
残す「MI治療」に
取り組む歯科医院
従来のむし歯治療では、むし歯に侵された部分だけでなく、将来的にむし歯になりそうな部分も大きく削っていました。その後、削った部分にレジンや金属を詰める治療法が一般的でしたが、この方法は、健康な歯質も削ってしまうという欠点があります。さらに、詰め物や被せ物の精度が悪く、むし歯が再発し、最終的に抜歯になるリスクが高いです。当院は、「なるべくご自身の歯で生活して頂きたい」という考えから、MI治療を導入しております。MI治療は、『Minimal Intervention』の略称です。なるべく、歯を削る量を抑えて、歯を残す治療方針です。MI治療は、患者様の歯をできるだけ長く健康的な状態で保つことを目指します。当院は、根管治療から歯髄温存療法など歯や神経を残すための豊富な治療の選択肢をご用意しています。拡大鏡やマイクロスコープを用いた拡大視野下で精密な歯科治療を提供していますのでご安心ください。
MI治療をおすすめする方
- なるべく歯を削られたくない方
- 痛みの少ない歯科治療を受けたい方
- むし歯の再発を予防したい方
- 歯や神経を残したい方
- できるだけ自分の歯を残したい方
マイクロスコープを用いるとこんなに詳しく見えます!
MI治療のメリット
MI治療の主なメリットは、天然の歯をより多く残せることです。できる限り歯質を残し、神経を取らないようにする治療方針のため、歯の寿命を延ばすことができます。従来の治療法では、大きく歯を削ることで歯が脆くなり、神経を取ることでさらに歯が弱くなる傾向があります。そのため、破折や抜歯といった問題が生じやすくなります。しかし、MI治療では、できるだけ歯を削らず、神経を取らないことが特徴です。そのため、歯の寿命を延ばすことができ、患者様の口腔健康を維持することに効果があります。
歯科治療時の痛みや
不安を緩和するための
取り組み
表面麻酔で歯茎に生じる痛みを軽減できます
当院では、麻酔処置時に生じる痛みを軽減するために、表面麻酔を使用しています。口腔粘膜は非常にデリケートなため、注射時に強い痛みを感じることがあります。そこで、事前に表面麻酔を施すことで、歯茎の感覚を麻痺させます。これにより、麻酔注射時の痛みを大幅に軽減させることが可能です。
電動麻酔器の使用で麻酔時の痛みを緩和できます
当院では、麻酔処置における痛みを軽減するために、電動麻酔器を用意しています。この装置を用いることで、一定の速度で麻酔を注入することが可能です。手動の注射器の場合、注入速度をコントロールすることが難しいため、痛みを感じやすいと言われています。当院は快適に麻酔を受けていただきたいという思いで電動麻酔を使用しています。当院は、患者様全員に電動麻酔器を使用するわけではなく、お子様や麻酔が苦手な方に向けて電動麻酔器による麻酔を行っています。ご希望の方は、お気軽にご相談ください。
なるべく削らない
精密な歯科治療
むし歯・歯石を可視化!丁寧で分かりやすい説明
当院は、iTero Luminaを導入しています。従来の口腔内スキャン機能に加えて、近赤外光画像技術を導入した機器です。この技術により、歯の内部を視覚化することが可能です。これにより、肉眼では確認が難しい歯と歯の間のむし歯や、歯の内部に広がるむし歯、見えにくい部分の歯石などを発見することができます。口腔内の状態を実際に患者様にお見せして治療の説明ができるため安心感があります。
マイクロスコープ・拡大鏡による拡大視野下で正確な治療
マイクロスコープや拡大鏡を使用することで、治療の精度を大幅に向上させることができます。これら設備を用いることで、肉眼では見えない細かい部分まで拡大して確認することが可能となります。お口の中は狭く暗い場所であり、歯は小さな組織であるため、肉眼では見落としが生じることがあります。しかし、マイクロスコープや拡大鏡を使用することで、患部や歯の細かな形状やヒビ割れなどをより詳細に観察することができます。これにより、治療の際に見落としや誤りを防ぎ、安全で正確な治療を提供できるようになります。
可能な限り歯を
残すための診断に
役立つ「歯科用CT・セファロレントゲン」
従来のレントゲン撮影と比較して、歯科用CTやセファロレントゲンは、より詳細で正確な診断ができます。歯の状態だけでなく、神経の位置や歯茎の中の骨量や骨密度などの情報も高画質・高精細な画像で確認できます。このような詳細な情報を得ることで、より的確な診断を行い、最適な治療を提案することが可能になります。さらに、歯科用CTやセファロレントゲンは医科用と比べて被曝量が少ないため、患者様の身体への負担も少ないです。
歯の神経を残す
「歯髄温存療法(MTA)」に
対応可能です!
歯髄温存療法(MTA)は、歯の神経を残したまま治療を行う方法です。通常、むし歯が進行し神経にまで影響を及ぼすと、神経を除去する根管治療が行われます。歯髄温存療法では、神経を除去せずに残しつつ、根管内の虫歯菌を清掃・消毒し、充填剤を詰めることで治療を行います。これにより、神経を保護しながら歯を治療し、歯の寿命を延ばすことが可能です。ただし、歯の状態によっては、根管治療が必要です。精密検査の結果をもとに診断しますので、気になる方は一度、ご相談ください。
歯の神経を抜くデメリット
歯の神経を抜くことにはいくつかのデメリットがあります。まず、歯の神経は歯を守るための重要な役割があります。神経が取られると、歯は非常に脆くなり、歯根破折のリスクが高まります。実際、歯根破折や根尖性歯周炎などの歯の疾患の多くは、神経が取られた歯に起こりやすいとされています。また、神経を取ることで歯の感覚が失われ、食べ物や温度の変化を感じられなくなります。また、歯の色や形が変わることもあります。これらの理由から、当院ではできるだけ歯の神経を残す歯髄保存療法を行い、歯をできる限り守るよう努めています。
むし歯の進行状態と治療方法
CO
C0は、表面のエナメル質が少しだけ溶かされている状態です。歯の一部の透明感がなくなり、白く濁っているように見えます。初期のむし歯の段階であれば、フッ素塗布や正しいブラッシングなどで再石灰化を促すことで、症状が改善される場合もあります。また、むし歯の進行を遅らせることができます。
C1
C1は、表面のエナメル質がさらに溶けた状態です。歯の一部が茶色や黒っぽく見えることがあります。冷たいものがしみることがありますが、痛みはほとんどありません。むし歯の部分を削って、レジンという歯科用プラスチックを詰めます。当院ではCO、C1の状態で切削による治療は行わずに経過観察をする場合があります。またC1でもカリエスリスクが大きい患者様の場合、切削による治療を行う場合があります
C2
C2は、歯のエナメル質の下の象牙質まで達している段階です。冷たい飲食物や甘いものを摂取すると、しみることがあります。この段階では、歯科医師がむし歯部分を削り取り、歯に詰め物をする治療が一般的です。むし歯の範囲が広い場合には、被せ物治療を適応します。
C3
C3は、象牙質のさらに内側にある神経にまでむし歯が進行しています。この段階では、何もしていなくても激しい痛みを感じることが増えます。このような状態では、根管治療が必要です。根管治療では、歯の根に位置する細かく複雑な形状の根管を丁寧に掃除し、殺菌・密閉します。これにより感染を除去し、痛みの原因を取り除きます。その後、土台を作り、クラウンという被せ物を装着して歯を保護します。院長は、根管治療の知識や経験が豊富です。むし歯が進行してしまっているが、歯を残したい方は、一度ご相談ください。
むし歯を繰り返さないために
効果的な方法
歯のケアを念入りに行う
むし歯の再発を防ぐためには、徹底したセルフケアが必要です。正しい歯磨きに加えて、デンタルフロスや歯間ブラシを使ってすみずみまで清掃することをおすすめします。患者様に合ったセルフケア方法をお伝えしますので、お気軽にご相談ください。
むし歯になりにくい素材を選ぶ
むし歯になりにくい素材を選択することも有効です。セラミックなどの歯垢が付着しにくい素材を選ぶことで、むし歯のリスクを減らすことができます。
歯科医院で定期的なメインテナンスを受ける
むし歯を再発させないためには、定期的な歯科医院でのメインテナンスが重要です。日常の歯磨きでは取り切れない汚れを歯科衛生士によるクリーニングで除去できます。歯垢・歯石を溜めないことでむし歯の再発を防ぎ、健康な口腔内を維持できます。